河井夫妻が選挙違反容疑で逮捕。法相に河井ダンナを任命した安倍総理は「私に任命責任がある」という。同じセリフを何度聞いたことか。大臣が辞職するたびに「責任がある」と答弁するが、一度も責任を「取って、こうする」とは聞いたことはない。責任を感じているだけで、次にすべき事柄の判断ができず、行動力もないと自分で言っているようなものだ。
総理が好きな「美しい日本」の政治家の姿がこれなのか!と突っ込みを入れたくなる。自分のしたことには絶対間違いを認めず、(マスクの件も黒川雀士の件も)批判者にはムキになって反論する。あるいははぐらかす。安倍氏の発言に何の感動もないのは、薄っぺらのせいだ。二言目には、国民の命と生活を守ると口を真一文字に閉め、手ぶりを交え、自分が納得している姿を会見で見せるが、いつも思うのは誠実さがまったく見えないことだ。「誠」とは人に嘘をつかない、自分に嘘をつかない澄んだ精神を言うのだろうが、彼には見えない。それなのに、難局を切り開くのは自分だと壮士気取り。でも、傍からは大言壮語しながら、誰も責任を取らなかった戦犯の人々と同じにしか見えない。戦犯の孫だから同じか!
とまれ、これからは国民各人、問題が起きても「責任は感じています」とだけ言えば、すべてOKになる素晴らしい世が来るのだろう。
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