九州旅行 その4(平戸・佐賀)

 長崎から佐世保を経由して平戸へ。佐世保バスターミナルで、失礼にも佐世保より平戸の方が見る価値あるでしょうかと聞くと、窓口の人もそうですねと言うのですぐ乗り継ぐ。(ターミナルの売店にあったおにぎりは100円と今やコンビニでは買えない値段でおいしかった)今回、平戸や唐津を行こうと考えたのは、司馬遼太郎の『街道をゆく 肥前の諸街道』をそのころ読んでいたためである。複雑な入り江と穏やかな海が昔から松浦氏や王直などの「海賊」の拠点、庭だったことを知り、なんとなくロマンを感じた次第である。前日の雨から一転、青空と暖かい日差しに映える青い海。平戸は確かにきれいな、歴史を感じさせる町だった。観光地で道標も整備され、散策にはちょうどいい。平戸城、松浦氏館、ザビエル教会と真宗・禅宗寺院が並んで見えるスポット、王直の元館跡(今は何もなく一般の家、高台にある家はどこもお屋敷という風情だった)

             佐賀へのバス乗換の合間に佐世保駅に行く

               平戸城の櫓と平戸湾

             いかにも異国情緒ある取り合わせ風景

         パチンコ屋も日本風?に設えて街並みに合わせていた


 長崎県はどこも山が迫り、海岸線は美しいが平地がない。山越えして佐賀県に入ると遠くに大分、熊本の山並みを従える佐賀平野が広がる。今までの圧迫感から解放された気分。佐賀県は芸人はなわの歌のせいで何もないイメージだった。が、広大な佐賀城下の姿に自分の浅はかさを反省。さすが鍋島藩というべきか。しかし、福岡市から15~30分おきに高速バスが走り、1時間余で結ばれる場所は便がいいともいえるが、スポイト効果ですべて福岡に吸い取られてしまう現実もある。

              交通の要地、鳥栖駅には古い鉄ホームが残る

九州はどこでも焼酎しか飲まないのかと思ったら、佐賀は日本酒が盛んらしい。確かにうまかった。(新潟の人に褒めてもらい嬉しいと居酒屋の人が言っていた)

永遠の安らぎ

サイトのURL avyaya nirvana はサンスクリット語で「永遠の涅槃」  自分が老いていく中で、自分が見たもの、感じたものを通じて安らかな日々を得たいと思っています。

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