九州旅行 その3(熊本天草、長崎島原)

 指宿から戻り鹿児島中央駅から普通列車乗り継ぎ。川内~八代は薩摩オレンジ鉄道で熊本までは4時間半。薩摩オレンジ鉄道は1両で客は高校生がほとんど。しかし、車窓からの水俣湾の風景にはくぎ付け。穏やかな水面、重なる天草や島原の島々や山が遠くに見える。白波と曇天の冬の日本海からは想像できない、いつまでも見ていたい風景。この美しい風景を新幹線で通り過ぎるのはもったいない気がしてならない。蓮舫氏の言い方をすれば「(新幹線ではなく)在来線特急じゃダメなんですか?」と言いたくなる。

 熊本には夕方着。熊本城は本丸の修復はできたようだが、他の城壁や櫓の方は手付かずといった状態。同じ政令指定都市ながら、新潟市と比べて活気があり、中心部の再開発も進んでいるようだ。

   熊本市の中心(辛島町)。正面のビルも4年前にはなくバスターミナルが1Fに集約された。

 翌日、片道2時間半のバスで天草へ。刻々変化する風景は全く飽きない。多島海の風景はまさに「松島」のそれで地名にもあった。天草五橋からのそれぞれの風景は降りてじっくり過ごしたい欲求にかられるばかり。天草市の中心(本渡)を半日歩いて回る。午後は交通の便が悪いところをツアーで回る(5時間、1000円)。メインは天草唯一の世界遺産になっている隠れキリシタンの里、崎津。入り江に囲まれた寒村の所だが、まだ住民の1/4の人がクリスチャンとか。しめ縄の説明が面白かった。

本渡の江戸時代の石橋。天草の乱のときの激戦地で死体で川がせき止められたという。

普通は正月が終われば下げるしめ縄を天草の崎津周辺では年中している家がある。昔、隠れキリシタンではなく神道を信じているとアピールするために付けていたという。今も続いている。 


 翌日雨の中、島原へ。島原城は立派な構えであったが、観光客目当ての仕方に少しガッカリ。時間なく普賢岳噴火の資料館行けず残念。市内は豊富な湧き水が流れる水路がかしこにある「水の町」。名物の「かんざらし、にゅう麺」食べる。

                堀も石垣も立派な島原城

本丸の場所まで舗装し、駐車させるのは外見的にも情けない。本丸の空き地を利用してオートキャンプができるようにもしてあった。

永遠の安らぎ

サイトのURL avyaya nirvana はサンスクリット語で「永遠の涅槃」  自分が老いていく中で、自分が見たもの、感じたものを通じて安らかな日々を得たいと思っています。

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