冬(立春は過ぎたが)の九州に北陸から来てやはり違うなと感じたことがいくつかあった。
1 風景が緑なこと。照葉樹、常緑樹で山が覆われ、冬枯れの寂しい感じがないのである。新潟では神社は杉林に覆われたイメージだが、南国では照葉樹=榊のイメージ。「ケガレ=気枯れ」を嫌う神道にはやはり照葉樹は似つかわしい。
2 夜明けが遅い。7時近くならないと明るくならない。TVの朝番組で同じ時刻の東京は明るいのにこれほど九州は西に位置しているのかと改めて感じた。
3 人々が薄着。当たり前と言えば当たり前だが、日中は暖かいのである。コートを着ていない人も多い。ダウンを着ていった自分も昼間はネルシャツ一枚で十分な日も多かった。
九州新幹線で鹿児島まで。そこからは「JR九州 旅名人九州満喫きっぷ」(普通車乗り放題、3日分)と「SUNQパス」(北部九州のバス乗り放題、連続3日)を使って旅する。
鹿児島
どこからでも見える桜島、遠望に霧島連山、穏やかな薩摩湾。市内は西郷押しだらけ。島津別邸の仙厳園、桜島、霧島神宮、指宿の砂蒸し温泉に行く。桜島フェリーが24時間営業というのが驚き。熊本もそうだが、市電があるのが便利で情緒ある。
宮崎
鹿児島から列車乗り継ぎ青島へ。青島神社と鬼の洗濯板は一見の価値あり。鹿児島からの日豊本線は単線で本数が少ないので苦労。鹿児島-宮崎の高速バスもなくなったということで、宮崎は九州の中でも取り残されている感が強い。日南の鵜戸神宮にも行きたかったが、便が悪く断念。
青島の浸食海岸
指宿 汀の所から湯気
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