反省

 昨日はトランプ勝利のショックで書いたが、一晩おいてみると自省しなければと思った。あんな人物をを選んだアメリカはどうなっているのだと、まるで自分が高みにいる賢者のように言ってしまった。でも正当な(アメリカ式の特有なものではあるが)選挙制度に基づいてやった結果なのだ。他国の人間が馬鹿にすることはできない。たとえトランプが嘘を並べたとしても、それを受け入れた人々が多かったのは確かだ。逆にいかにハリスがポリティカルコレクトなことを言っても嫌悪する人がいたのも事実だ。プラトンは民主政は衆愚政治に陥るからと貴族政治を理想としたが、貴族(哲人)を受け入れる時代はとうに過ぎた。混乱があってもコストとして受け入れるのが今の民主政治システムなのだ。無駄をなくすには独裁が一番効率がいいはず(中間団体の議会も会議も要らない)。でも、それは嫌だと歴史の中で今のシステムを選んできたのだから。

 考えれば、アメリカ国民を揶揄することはできない。なぜなら日本国民だって8年も疑惑と嘘で固められた安倍政権を選んできたし、裏金問題があっても西村も萩生田も当選したのだから。

永遠の安らぎ

サイトのURL avyaya nirvana はサンスクリット語で「永遠の涅槃」  自分が老いていく中で、自分が見たもの、感じたものを通じて安らかな日々を得たいと思っています。

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