散歩していたら、あるガソリンスタンドがコインランドリーに変わっていた。他の場所のガソリンスタンドも会社自体が便利屋に変わっていた。温暖化対策としてガソリン車を将来的には無しにする政策が各国で進み、石油産業は斜陽産業になってしまったようだ。水素自動車や電気自動車用のスタンドにするにしても莫大な設備投資が必要だから、スタンド経営に見切りをつけるところはもっと増えるだろう。
ガソリンスタンドだけでなく、この20数年(Windows95発売以来と言うべきか)の変化は町の風景を変えてしまった。町から消えたもの・・・
・写真屋(DTP屋)・・・スマホでスナップ写真は終わり。証明写真用もスーパーなどに設置された
BOXで充分、今や需要は結婚式や子供の祝い事くらいか。
・カメラ屋・・・デジタルになりカメラは光学製品から電気製品になってしまい、世界で名をはせた
ニコンもペンタックスもミノルタも今は昔。高級機以外は消滅しそう。
・本屋・・・人が本を読まなくなったうえに、黒船のAmazonが本屋をつぶした。
・レコード屋・・・CD(音のデジタル化)発売とTSUTAYAの出現で誰も買わなくなってしまった。
・レンタル屋・・・今や借りに行くことさえ面倒なのか、ネット配信に取って代わられる。
TSUTAYA自体がレンタルからの撤退。
・電気屋(音響製品)・・・アンプやスピーカーが並んでいる風景は今や見たことが無い。
・喫茶店・・・今風のカフェとは違う雰囲気とBGM。コーヒーを飲むためでなく時間をつぶす場。
・旅行会社・・・パンフを見ながら店頭で宿や切符の手配をするのが楽しみだった。
・(地元の)居酒屋・・・チェーン店でない、常連が集まる小汚い店は今は少ない。
昭和世代にとっては、自分たちが育った文化というべきものがなくなっていく寂しさしかない。
一方で消えないもの・・・人間の欲か?
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