テスラ社が人型ロボット(アンドロイド)のプロトタイプを2022年に出すと発表。従来の産業用ロボットと違い、単に生産ラインの自動化ではなく、人の姿をしたロボットが人に代わり様々な作業をするという。危険な作業もロボットがしてくれるから、いいことなのかもしれないが・・・。
資本主義社会とは、要は資本家が労働力を搾取し、見えない差額をピンハネするしくみ。資本(生産手段)を持つものが優位に立つ社会である。このしくみは人間が「労働する」ということが大前提である。働く人間から労働力という商品の価値をかすめ取るものだが、人に代わってロボットが仕事をしたら、労働者からの搾取が無くなりパラダイス(搾取なき社会)が訪れるのだろうか?
ロボットなら労務対策も不要で安上がりに生産が可能だろう。今以上にロボットが人にとって代わったら、人間は何をすればいいのだろうか。労働を奪われた人間はどう生活の糧を得たらいいのか。もちろん、一部の優秀なクリエイティブな人は仕事が無くなることはないだろうが、特別のスキルを持たない人たちはどうする?
資本家はついに労働者から「労働」そのものを奪うようになるのだろうか。搾取されない=労働からの排除、これが未来の悪夢かもしれない。
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