猛暑とコロナでどこにも行かず、何もしないで終わろうとする8月の終わりに突然の安倍辞任のニュース。体調悪化が公式の理由だが、何もかもうまくいかなくなってきたこと(コロナ対策、支持率、外交、オリンピック・・・)でやる気を失ったというのが本音だろう。健康を隠れ蓑にして、今までの疑惑も黙って終らせ説明責任をのがれ、キングメーカーの立場になって喜楽にいた方がいいということか。もしオリンピックがあれば、来賓として参列できれば十分!(森組織委員長は安倍君にポストを用意すると言っている)本人自ら、退任日の会見で、体調が戻ったと言っているから、やめて正解と思っているのだろう。
棚ぼたというより実は狙っていたのだろうと思うくらい、出来レースで菅99代総理大臣が誕生。顔で人を評価するのは偏見以外何物でもないだろうが、菅の顔がどうしても史料集などに載っていた宦官の顔に見えて仕方ない。皇帝に侍り、慇懃にふるまいながら、どこか陰険でずるく権力と蓄財に明け暮れていたという彼ら。安倍皇帝の第一側近としての立場が宦官に重なってしまう。集団就職で出てきたという、嘘の「苦労人神話」をつくり、縦割りの行政を改革するという触れ込みで、新鮮さを売込中である。71歳の彼の時代にはもう集団就職は死語だったはずだし、8年近く官房長官として行政の問題があれば十分にそれこそ改革できたはずだが。むしろキャリア官僚の人事権を握って、官邸の好きなように行政をゆがめてきた張本人では?さも官僚に問題があるように責任転嫁しているが、自省という言葉は安倍同様彼にも無いのかもしれない。
さて、タイトルのように99代とはいかにもすわりが悪い。当然、大台の記念すべき100代目の総理も狙うことだろう。それには、総選挙を経てもう一度首班指名を得なければならない。だから、絶対遅かれ早かれ、選挙はあるのだろうと思う。政治家は我々が思う以上に、名声や名誉に憧れる存在だと思う。いや、そういうことに価値を見出す人が政治家を目指すというべきか。
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